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大聖武巻1巻末が出て来たようです(取り急ぎ)

巻末部分と断言されているということは、尾題を有するということでしょうか。

聖武はその系統がはっきりしない写本のようですが、興津香織さんによると17巻本ではないかとのこと*1。仮にその17巻本であれば巻1は「二梵志受齋品第三」までです。なお、大正蔵の底本である高麗版と同系統であれば、もしくは宋元明三本と同系統であれば、巻1は「須闍提品第七」までですが、この品末断簡は五島美術館に所蔵されかつ現在展示中です。

聖武は1行12字程度、尾題を含むとすれば本文8行で、最終行が少ないことを考え96字以内。

T0202_.04.0354a15: 勝。便以此經。著金盤上。自送與龍。龍獲此
T0202_.04.0354a16: 經。大用欣慶。便用好寶。贈遺於王。受持八
T0202_.04.0354a17: 齋。懃而奉行。命終之後。生於天宮。人王亦
T0202_.04.0354a18: 復修奉齋法。壽盡生天。共同一處。昨夜倶
T0202_.04.0354a19: 來。諮禀法化。應時尋得須陀洹果。永息三
T0202_.04.0354a20: 塗。遊人天道。從是已往。畢得涅槃。佛説是
T0202_.04.0354a21: 時。一切衆會。歡喜奉行

この部分が書写されていると思います。『出典判明仏書・経切一覧稿』*2には、353頁下段という近い部分の断簡がいくつか掲示されているので、存在するのが不自然な断簡ではないですね。

なお

追記

お忙しいなか、ありがとうございます。

*1:興津香織「日本伝来『賢愚経』の復元的研究」『仙石山論集』3、国際仏教学大学院大学、2006年

*2:大東文化大学人文科学研究所、2010年、NDLサーチ