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現在東博本館第1室に展示されている「中聖武切」について

現在東博本館第1室に展示されている「中聖武切」なんですが(iPhoneで撮ったもののため粗い画像です)、

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翻刻

無色界是謂無云何三答曰生遍淨若果實
是謂三云何四答曰生欲界若梵天上光音
是謂四若成就初禪於此四無色定成就幾
不成就幾答曰或無或一二三四云何無答
曰色界愛未盡是謂無云何一答曰色愛盡
空處愛未盡是謂一云何二答曰空處愛盡
識處愛未盡是謂二云何三答曰識處愛
盡不用處愛未盡是謂三云何四答曰不用處
愛盡是謂四若成就初禪於此八解脱成就

キャプションには次のように書かれていました。

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 『賢愚経』を書写した写経の断簡である。これは、賢者愚者に関する譬喩的な説話六九篇を収めた経典で、正しくは『賢愚因縁経』と呼ばれる。聖武天皇筆と伝承されるが、確証はなく、異筆である。中くらいの字粒の大きさであることから、この名で呼ばれる。

これ間違っていますよね。上の翻刻を利用して「大正新脩大蔵経テキストデータベース」で調べていただければお分かりだと思いますが、「阿毘曇八犍度論 (No. 1543 迦旃延子造 僧伽提婆譯 竺佛念譯 ) in Vol. 26」であって「賢愚経」ではありません。